■水没復旧について
様々な場所でiPhoneを使っていると、「水(海水)の中に落とした」、「雨に濡れた」、「洗濯機で洗った」ということが少なくありません。多くの方はiPhoneには防水性があると思われているかもしれませんが、実はあくまでも耐水性があるに過ぎず、水の中に落としたり、雨に濡れたりして内部に水が入ることがよくあります。水に濡れたままにしていると、基板回路がショートしてしまい、最悪起動しなくなることもありますので、早めの対処が必要です。
【水が入りやすい箇所】スピーカー、SIMカードトレイ、フロントパネル(画面)とフレームの隙間
【水に濡れたことで起こりやすい障害】
ディスプレイが映らなくなる、FaceIDが使えなくなる、カメラが壊れる、基板回路が壊れる、起動しなくなる(リンゴループ)
【修理】
まずは、電源を入れずにすぐに修理店に持ち込むことをおすすめします。ドライヤーや乾燥剤を使っても、内部の水を取り除くことはできません。
修理に要する時間は、おおむね3時間です。データが消えるか消えないかは復旧作業をやってみないことには分かりません。
【注意事項】
1.水没復旧につきましては、基板修理も含めまして一時的な復旧(データの保存を優先)と捉えてください。水没の影響は徐々に出てくることがあり、ほとんどの修理店では保証期間を設けてないのが現状です。
2.海水による水没は、錆の進行がとても速く、様々な影響が出やすいため、買い替えを検討する必要があります。
【価格】
1.パーツ交換による水没復旧につきましては、それぞれ交換パーツに応じた価格となります。
2.基板洗浄を行った場合は、上記価格に5,500円が追加されます。
3.基板修理は2~3万円程度となります。基板回路の不具合箇所の数に応じて高くなる場合があります。
4.復旧しなかった場合は、点検料3,300円が必要です。※郵送修理は別途手数料が必要